お茶の「芽」の数を驚く程に少なく仕立てた「芽重型」茶園です。新芽は出ていますが芽の数が少ない為に、畝面が透けて見えているのでした。ここまで、芽の数が絞られているからこそ出来る強い茶芽です。
芽の数が多くなればなるほどに、お茶の「葉」は小さくなります。それは翌年の新芽を育てる葉が小さくなる事を意味します。大きく育てられた「親葉」によって新芽を育てる
そして、摘採がしやすいように畝とした「切り生え」の仕立てとする。お茶づくりの理想型のひとつが具現化された園地でした。
『農とは技術である。』と今さらながらに感動を覚えた石部でした。 |