◆ 器の色と形 ◆

良質な煎茶を入れる場合、器はお茶の水色(すいしょく)と香りを楽しめる様な物がいいでしょう。

具体的には
    • 器の内側の色は「白色」
    • 形は「口が広い」

以上2点がポイントです。そしてこの点を特化したのが審査用の茶器です。

真っ白で、口の広い器は、お茶の
  • 「水色(すいしょく)」
  • 「香り」

の鑑定をするための物です。(光が良く入り、香りが拡散しやすい。)

お茶を飲むための「器」ではありません。茶葉を直接、器に入れ、お湯を注いで使用します。(下の写真をご参考下さい。)

飲むのに使っても飲みにくいだけでした。(笑)

審査用拝見茶碗

内側の白い器はお茶の「水色(すいしょく)」が楽しめ、口が広い器は「香り」を広げてくれます。そして加えて大切なのは飲みやすい形である事です。

特に「本山茶(ほんやまちゃ)」のような「普通蒸し」に向くお茶は「澄んだ水色(すいしょく)」と「香りの良さ」が特長ですから、こんな器を使って頂けると嬉しいですね。1セットくらいはこの条件を満たす器が有るといいですね。

茶の審査について

器に茶葉を入れてからお湯を注ぎます。

  • 器に入った状態で「水色」
  • スプーンにすくって「味」
  • 網(ネットスプーン)で茶葉をすくい「香り」

を確かめます。

茶の審査用道具の一部


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