生産基盤の概裏
- 構成員 社員32名 生棄会員64名 合計96名
- 茶園面積 社員48ha 生葉会貫33ha 合計81ha
- 品種割合 やぷきた87% いなぐち 4% 大井わせ 4%ほか
生産管理体制
社員、生葉会員合わせて96名の大所帯、茶園管理は個人単位という生産状況の中で、パラツキのない健全な生葉を生産していくためには、徹底した茶園管理指導が必要となります.
- FAX尊入による情報伝達
- 社員、生葉会員全戸にFAXを導入し、茶園管理の徹底を図っています。主に施肥時期や施肥量、病虫害疲の発生状況、防除薬剤や防除の時期などをリアルタイムて知らせます。
- 構替会の実施 FAXだけの指導では分かりづらい整枝等の作兼につきましては、実際の茶園で勉強会を実施しています.昨年は6月下旬と9月下旬の2回、整枝や病害虫防除の,講習会を行いました.
- 園地巡回 社員、生葉会員の茶園を春と秋の2回、巡回することにしています.春は、主に1茶の摘採時に木茎や古棄が混入しないように、摘採面の整枝状況の確認。秋は病虫害の発生状況や樹勢等、園相の確認のために行ないます。が、それ以上に巡回することで生葉生童(茶園管理)に対しての、意識(責任感)の向上推持が図れるのではないかと考えます。
環境に配慮した独自の取り組み
従来お茶は、品質を高めるために窒素成分を合む肥料を多量に施用する傾向がありました。しかし最近になってお茶の多量施肥による地下水汚染が大きな問題として取り上げられ、水質汚濁にかかわる「環境基準健康項目」のなかに“硝酸態窒素”が遺加されました.今後は、環境に充分配慮しながら高品質茶の生産に取り組まなけれぱなりません。
- ECセンサーの活用
ネクトては新間地区の遅、中生、早生場所3カ所にECセンサーを設置し気温、地温、降水量、土壌水分、土中窒素濃度、等を計測しています。このデータの活用により、適正な施肥時期の把握や無駄な施肥を省くことが出来ます。
- 肥効調節型肥料の利用
従来の施肥は天候(特に降雨)の影響を受けやすく、雨が降らなければ肥料が効かず、多量に降れぱ地下に流亡してしまうという肥効のバラツキがありました。しかし、最近になって色々な機能性肥料が開発されています。ネクトては、肥効調節型の肥料を施肥設計に取り入れました.この肥料は、従来の肥料と違い地温の累積によって窒素が溶出する肥料で、茶樹の窒索吸収に合わせて用いることで施肥効果を高めることが出来、“硝酸性窒素”の流出量を減らすことが可能です。
- 有機肥料、減農薬栽培への取り組み。
化学肥料を使わない有機質100%の肥料と、一茶期前には一切の責農薬散布をしない有機肥料、減農薬栽培にも、取り組んでいます.今年度は、社員のみの園地で3.3haを対象に実施します.
- 作業日誌の記帳
病害虫防除、施肥等の茶園管理につきましては、その都度作業日誌の記帳を義務づけています。作禁日離は年度末には回収します。これにより、防除基準や施肥基準の厳守、責任を明確にしています。
ネクトの生産機械の一部