出品茶名称: |
『水香清茶(すいこうせいちゃ)』 使用品種:水見色かおり |
出品団体名: |
プロジェクトT |
(3)「くつろぎの水香清茶」=釜炒り製
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濃厚なエキスのような感覚で、この茶のもつ芳しい花のような香りとまろやかな甘味を存分に愉しみます。2煎目以降は清々しい香りとすっきりとした渋味をお楽しみいただきます。
午後のひととき、1人で「くつろぎの水香清茶」を楽しむイメージとなります。
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使用する茶器は、蓋碗(がいわん)です。中国でよく用いられている、茶托と蓋の付いた茶碗となります。蓋碗は、湯飲み茶碗(茶碗に直接茶葉を入れて湯を注ぎ、蓋をずらして啜るようにして飲む)としても、急須(蓋をずらしてその隙間から茶を漉し出す)のようにしても使うことが出来る茶器です。
そこで、その点を生かし、まず急須のように使用し、次にそのまま湯飲み茶碗として使い、「くつろぎの水香清茶」の二通りの香りと味わいをお愉しみ頂きます。さらに、湯飲みとして使用した場合には、茶碗の中の茶葉の姿を鑑賞しながら味わえます。
<1煎目>
茶器の底に敷き詰めるくらいの茶葉を(1人分2グラム弱を目安に)入れ、ちょうどそれが全部浸るくらいまで水を注ぎ、2分ほど待ち、蓋をずらして茶を漉し出したものを、小ぶりの湯飲み茶碗(烏龍茶用の”茶杯”を使用)でいただきます。
きわめて少量ですが、濃厚なエキスのような感覚で、この茶のもつ芳しい花のような香りとまろやかな甘味を存分に愉しみます。
<2煎目>
80℃くらいの湯(1人分80ccを目安に)をすべて注がず、まずは茶碗の3分の1くらいまで注ぎ、1分ほど待ちます。
そして、残りの湯を注ぎ足し、香りが最も強く立ち上がったところで、そのまま茶碗から直接お召し上がりいただきます。
1煎目とはまた違った清々しい香りとすっきりとした渋味をあわせてお楽しみいただけます。
<3煎目以降>
途中で湯を注ぎ足しながら、心ゆくまでお召し上がりいただきます。
以上、萬千吉茶坊マネージャー、中国国家認定茶藝師、勝又綾子による御提案となります。
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